2017/12/30の写真 猫
去る年の瀬、実家に帰省したところ父から25年ほど放置しているカメラがある、とカメラを譲りうける。
詳細は後日書こうと思うが、譲ってもらったのはRicohflex(RICOHではなく!)のフィルム一眼……1.5眼レフ・TLS401だった。板金叩き出しで非常にかさばり重量もあるものの、プリズム部右側に一眼モードと二眼モード(二眼モードでは二眼レフと同様にカメラ上部から真下を覗き込む形で撮影する。専用のファインダーも設置されている)を切り替えるノブが設置されており、うまいこと活用すれば全く怪しまれずに道端の異性を望遠でスナップシューティングできるという(自分ではあまり買いたくない)魔法のようなカメラなのだ!!
その時帰省のために持ち込んだカメラは京セラCONTAXの159MM+Tessar 45mm f2.8の組み合わせ、及びRICOH GR IIだったので、カメラを受け取って大興奮した拙者は今もって考えると完全に馬鹿なのだがわざわざカメラを3台も持って友人宅に突撃して行ったのだった。
ということで猫を撮りました。フィルムで撮ってみました。フィルム最高!
いいですね、可愛くて美味しそうです。肉が柔らかくて毛が密集しているだけなら我々にもチャンスはあるんじゃないかと思うんですけれども。
使ったカメラは(記憶が正しければ)上記のRicohflex TLS401&一緒にもらったRIKENON 55mm f1.4。フィルムは確かロモグラフィーの400だったと思います。
(RIcohflex TLS401+RIKENON 55mm f1.4 / lomography 400)
(RIcohflex TLS401+RIKENON 55mm f1.4 / lomography 400)
(RIcohflex TLS401+RIKENON 55mm f1.4 / lomography 400)
実によく写る。とても良く写りました。25年も放置されてちゃあカメラもレンズもまともには使えんだろうと思っていたのですが、約60〜70年前の板金叩き出しカメラはなんとモルトを使用していないんですね。パーツ同士の恐ろしい精度で遮光してくれるわけです(モルトが量産性のために作られたアレなので察して黙るべきことではあるのですが)。外装自体はボロボロのほこりまみれなんですけど。
レンズの方も多小薄カビ歯あるもののバリっとよく光を通しています。確かこのレンズは富岡光学から出ている非常に多数のラインナップを誇る同一のOEMレンズのうちの一つだったはずです。
絞り羽が死んでいて開ききらなかったりするので、ボディ共々大切にOHに出してあげようと思っています。
いやあそれにしても……それにしてもめんこい。この猫はちょっとだけ女好きです。