必殺宇宙カラテ

GR IIの写真を載せます。時々フィルムも載せます。コズミック

フィルムの帰還

 現像を頼んでから約10日ほどが経った5月12日、襟裳岬で撮影したフィルムがようやくラボから返ってきました。

 その際用いたフィルムはカラーネガと同様のプロセスで現像できるモノクロフィルム「Ilford XP2 Super」だったのですが、仕上がったフィルムの現像結果を見てみるとやはり確実に銀塩とは異なる結果となっていました。

 

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8 

(常に陸側はうす高い山になっている道北沿岸線と違い、襟裳に向かう道南沿岸線は陸側にフラット。平原のような土地の中を細かく細かく曲がりながら進む道中は不思議な気怠さがありました)

 

 

 

 

 具体的にはグレー階調に特徴があるというか、身も蓋もない言い方をすれば「カラーデジタルをモノクロ反転させた出力結果にそっくり」な印象を持ちました。

 

 各基本色分の層を持ったモノクロフィルムという触れ込みですから、当然といえば当然の結果なのですが……これはこれで面白いなと思いました(KONAMI

 

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8 

(桜100選の一つで北海道で最大級の人気を誇る花見スポット”静内二十間桜並木”、の駐車場を見て立ち寄るのを諦めた車内から。来年のこの時期になったら改めてここを訪れて車内からシューティングしまくってみようかな、と企むくらいには通行人(と美人)が溢れておりました。銀塩とはまた違う階調なのでこのフィルムならモノクロでも桜は撮れるかな、とも思います)

 

 

 

 

 ヨドバシ受付のラボ送りということで現像代及びデジタル化の費用はそれなりにかさむと予想していたのですが(料金表を調べればよいだけのことなのですが)、通常のカラーネガから1〜200円追加でかかっただけでした。全財産が1万円あるかないかで日々ひもじく生きている身なので安心致しました。現像などている場合ではない。

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8 

襟裳岬先端部。あまりの強風でカメラなどろくに構えられず、日暮れで明らかにアンダーだったのにもかかわらずラボメン(?)の腕前なのか随分まともに仕上がってくれました。岬自体は大変美しいのですが虚しさのようなモノも凄まじく、観光地というよりは”自然”と表現するほうが適切だな、と強く感じた次第です)

 

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8

(馬。馬……道中は馬の出現率が半端なく最初は感激していたのですが、すぐさま見慣れてしまうほど恐ろしい頻度で馬が現れます。道北の国道沿いに現れる家畜は圧倒的に牛なので、もちろん道南沿岸にも牛はいるのですがさすが競馬の盛んな帯広近辺、と言った感じでしょうか。馬の運搬車とも中々の頻度ですれ違いました。馬の運搬車と事故を起こすとエラいことになるそうです。本州の国道にもうろつく家畜はいるのかな?)

 

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8 

(道南沿岸部の陸側。小高く狭い道北沿岸線に比べ随分と静かで穏やかな印象を受けます。川は何故かどうしてもファインダーに収めてしまいます。ジャーマンテクノのアルバムジャケットみたいで大変よろしい川です、グルーヴを感じますね)

 

 

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CONTAX 159MM / Distagon 35mm f2.8 

(”ちょっとピンボケ”)